ファミリー 国境を越えて~愛~
2019年7月、エクセレント桂にフィリピンからご姉弟(長女:オードリーさん、長男:和寛さん)が入職されました。
その後、次女のシャーロットさん、お母様のキャロリーナさんが来日され、縁がありエクセレント桂でご家族で活躍されることになりました。
現在に至るまで、彼、彼女達の苦労は計り知れないものだったに違いありません。
日本語に不慣れな入職当初は職員も英訳アプリを片手に、時には英語に訳しながら指導にあたりました。英語が得意でないスタッフは、知っている英語の単語を並べ、身ぶり手ぶりで教えました。
そのような状況にもかかわらず、前向きな姿勢で初めての介護の仕事を覚えようと格闘されていました。
ご利用者様とのコミュニケーションにもたくさんの苦労がありました。時には利用者様の言葉にショックを受け涙されたこともありました。その時にはスタッフはもちろん、ファミリー同士でもしっかりフォローをしていました。

現在では…
長女:オードリーさん
仕事にも慣れ、私達スタッフもとても頼りにしていた頃、結婚により名古屋へ転勤となりました。
現在はグループ施設の「エクセレント熱田」に配属され、夜勤も頑張っておられます。
【長男:和寛さん】
日本語が少しできる姉オードリーさんに指導を受け、業務をひとつづつ覚えられました。業務も完璧にこなし、たどたどしい言葉でも利用者様と関わり、優しく人気者で頼りになる存在となりました。現在は更なるステップアップのため、グループホームに異動され、夜勤もこなし活躍中です。
【次女:シャーロットさん】
先にオードリーさんと和寛さんが勤務されていたことから、シャーロットさんはすぐに業務をこなしていきました。覚えるスピードはライセンスものです!今では他のスタッフと変わらず業務をこなし、もちろん夜勤も頑張っています。
【母:キャロリーナさん】
まずは有料老人ホームにて介護の仕事を始められ、今ではグループホームで活躍中です。現在は初任者研修に通われており、将来は介護福祉士資格の取得を目標に日々頑張っておられます。
姉妹は絵のセンスも抜群で利用者様との制作活動にも、力を入れ完成度の高い作品を次々と作り上げています。完成度の高い作品にスタッフも感動の連続です。




日本語と英語が飛び交うフロア、ある時はタガログ語のあいさつを利用者様と交わしてみたり、利用者様とも一緒に楽しくコミュニケーションをとっています。


ファミリーへの質問
➀この仕事で大変だったことは?
和:何もないです。仕事の手順にはかなり慣れています。
シ:コミュニケーションがうまく取れなかったため、説明が不十分になってしまい、利用者様が混乱されることもありました。また、電話対応に関しても、内容を正確に把握する事が難しく、対応に苦労いたしました。
キ:外国人として働くことは、特にコミュニケーションの壁があり、難しいことがあります。表現したいことを説明するのは非常に困難です。また最も難しいのは腰痛を引き起こす、もち上げる動作です。
➁なぜ頑張ることができたのですか?
和:仕事では忍耐強くいられるからです。
シ:困難な状況に直面することもございますが、利用者様から頂く感謝のお言葉が、私の励みとなっております。この仕事は忍耐力や適応力を養う自己成長の場であり、また、同僚の皆様のご支援によって支えられていると感じております。
キ:多くの課題に直面しても、自分の仕事について学び、向上し、前進し続けたいと思っています。
⓷これから頑張りたいことは?
和:コミュニケーションです。
シ:介護技術の向上を図り、知識を深めることを目指しております。
キ:全力を尽くしたいと思っています。一生懸命働き、同僚と良好な関係を築きたいと思っています。
ご支援とご理解に感謝いたします。
今では、現場でなくてはならない存在になっており、成長を心から嬉しく思います。


辛いときもあったと思いますが、愚痴も言わず一生懸命仕事をしている姿には、私達が見習うべきところがたくさんあります。これからの成長もとても楽しみです!どんどん自分達のカラーを出して活躍してほしいです。
利用者様や地域の皆様に愛される施設として、職員全員が一丸となって盛り上げていきたいと思います。
介護付き有料老人ホーム・グループホーム・小規模多機能型居宅介護
エクセレント桂
小規模多機能型居宅介護リーダー 野本 恵子